WOLFSHADE / Evening Star...

Full-length, Forgotten Wisdom Productions
June 1st, 2006


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フランス産。1st。

哀愁たっぷり
悲壮感たっぷり
やるせなさたっぷり
…の無限ループ。

やっぱ鬱系はこのWOLFSHADEや同じフランス産のDEFAILLANCEのように、

地下室の拷問部屋から洩れて聞こえてくる呻き声

のような、曲の後ろに隠れて聞こえるくるものがイイです。
どんだけ悲しいことがあったんだよ!?って思わざるを得ないリフが秀逸。
オマエの話聞いてるこっちまで泣けてきたよ…っていうカンジ

睡眠前のひと時、WOLFSHADEはイイですよ。
鬱系の中でも物が違いますなこれは




WOLFSHADE / Trouble

Full-length, Wraith Productions
June 19th, 2008


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フランス産。2nd。

Kadhaas氏によるデプレ。

1曲目から何だか感動映画ラストのようなドラマチック盛り上がりのデプレを展開してくれます。フツーに「オイオイ、早えよ」とツッコミながらのっけからこのスバラシサかよと悶絶。前作もかなり良かったが今作ではガラッとスタイルが変化している。高音絶叫にボコボコとスローorミドルに進むドラムはさほどでもないが、ギターはクリーン&ノイジーなアルペジオを大幅に取り入れてたり、荒々しいボーカルとドラムの下でジリジリザーザーノイズのアルペジオで荒涼感満載だったり、更には単音弾きの泣きのソロだったりと多彩に変化。KROHM1stあたりをノイジーまみれにしたようなカンジである。これらにより悲壮感と悲壮感と悲壮感がアップ!もはや面影もない程に化けた。8〜9分程の大作志向により怒りにも似た憤りからやるせなさ満点のダウン系一直線というようにその展開も更に練られたものになっている。それプラス前述のギターによるメロディがとてもメランコリックで美しく聴いてるうちに知らぬ間にじわじわと染み込んでくるようなゆったりとした鬱世界に浸らせてくれる。なお4曲表示になっているが5曲入っている(シークレットの5曲目のくせにムダなインストやアウトロではなくめっさ本気曲)

2008年上位は間違いない。
激オススメ。



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