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VENEFICIUM / De Occulta Philosophia - A Missae Tenebrae Full-length, Sepulchral Productions 2008 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - カナダ産。1st。 ノtienne Lepage氏、Simon Carignan氏にFran輟is C. Fortin氏によるブラックメタル。 聴けば誰でも「その特徴はKey」と答えるであろうと容易に想像できる程にKeyがスゴイ。 荘厳なメロディが冷たく暗く響き渡りその冷たさがすぎて邪悪感200%アップ。ほぼ全体を通して登場し主役を担っているこのクラシカルな美Keyの下、次点の活躍を見せるのがドラム。打ち込みかと思ったそのドラムは実は人力でこれまた意外だったワケだが、もともとのKeyだけで満貫のところにドコドコ、、、と低音を重視した2バスに疾走ブラストにより焦燥感が追加されさらに2本折れてハネる。そのKeyとの相性、シンクロ率は400%。恐るべし1stアルバムであり、早くも必聴盤と言い切れる。とまあKeyがスゲエとは言ったものの、実際のところたま〜にKeyが消えたところの疾走っぷりも聴き所であり、「ここを逃すともうオレの見せ場がねえ!」と言わんばかりに高速ブリザードリフで自己主張。しかしホントに普段はKeyに喰われてるねこのギターww 数あるサイト等で「OBTAINED ENSLAVEMENT級のシンフォ」といった扱いを受けているようだが、ここであえて言わせていただきたいことがある。 「Keyが主役なら何でもかんでもシンフォなのか!?」と。 確かにシンフォたりえる荘厳なKeyが導入されているが、シンフォ特有ともいえる大げさかつ仰々しい展開、メロディ(シンフォにおけるメロディ)などはなく、本質はシンフォよりもむしろデプレに近い。まあみなさんどう感じられるかは分からないが、オレはこのバンドのディストロにおける紹介やサイトレビューなどをみてシンフォニックブラックと書かれていて正直首をかしげた。…かといってじゃあシンフォじゃないとも言い切れないあたりがどうにも煮え切らないが… 結論。 そんなジャンルワケなんぞいう些細なことはまったく問題とならない神盤。 |