PRIMIGENIUM / All Your Tears Will Be Ours

EP, End All Life Productions
2000


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スペイン産。2000年3曲入りMCD。

Sergio Lebr?氏とSmaug氏によるブラックメタル。

ブラストを交えたファスト主体のブラック。
イメージ教会のインストで静かに始まり、ミドルのパワフルなドラムにメロから一転スタスタ、、、と疾走する。ノイジーにかつプリらしい掻き鳴らしリフに中音がなりボーカルでファストに進行するが要所要所でデスチックなアプローチを取り入れることにより一風変わったメロディを展開する。中盤におけるかなり大胆にデステイストな展開はデスブラック嫌いなオレから見ても秀逸であり、さらにはそこからブラックとデスを上手く織り交ぜながら爆走する。2&3曲目のラストの爆走はかなり速くかなり力強くかなりカッコよくてかなりイイのでかなり聴いてほしい。反して3曲目序盤のリフは爆走の中にも一片の切なさ悲しさが垣間見えるような悶絶モノでである。

プリからデスブラックからメロからetc詰め合わせた、そしてそれらが見事に組み合ったスバラシイ作品。オススメ!!!




PRIMIGENIUM / Intolerance

Full-length, Drakkar Productions
2002


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スペイン産。2nd。

相変わらずの突進力で初っ鼻からブッ飛ばしてくれる。もう前作のファンなら最初の2曲だけでも大満足の1枚。

さてこの2ndだが、前EPからデス的なメロディアスさ&メロブラ的なメロディアスさ共にキレイサッパリスッカリ無くなり(主に4曲目を除く)個人的にかなり好みのスタイルとなった。リフがよりブ厚くなりながらもよりコールドな荒涼感を伴うという何とも表現しづらいよく分からんがスバラシイ変化を遂げている。全体的にベースの重さが加わり低音が強化されている点もイイ。そのくせ前作もそうだが今作も7曲目あたりに見られるように初期BEHERITを思わせるようなカルト的側面もあると思う。イヤ、ある。

ファスト好きにオススメ!
ジャケもオレ的に色付きジャケ中No.1





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