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PERTERRICREPUS / The Dark Age of Carpathia Full-length, Zyklon B Productions March 2008 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - スロバキア産。1st。500リミテッド。 Karpatianus氏によるデプレ。 スロバキア産のKARPATHIA、CONCUBIA NOCTE、SIRINらと共にブラックメタルサークル?であるU.B.M.R.に参加しているようだ。 色んな意味でワザとらしい、若干狙いすぎた感が否めないほぼインスト曲でスタート。 ジャージャー/ザーザー/ジャリジャリ/が混ざったような何とも形容しがたいRAWでカルト的な音のギターが所狭しと疾走し、焦燥感250パーセント砂塵&ブリザードリフがまさに台風のように吹き荒れる! 高音発狂絶叫人外ボーカルはリバーブかけまくり脳天直撃鼓膜破裂ブラックメタル界最高レベル、叫〜叫〜叫〜!!と叫ぶ叫ぶ叫ぶ。 焦燥感&疾走感抜群であるPERTERRICREPUSだが、その速さはブラスト等のドラムによるものではなく前述のクソノイジー砂塵ギターによるものである所もポイント、純粋にギターだけでここまでスピード感を感じたのは久々である。リフは高音部がシャリシャリetc五月蝿過ぎて識別不能、低音部が時折微メロに聴こえる程度、ドラムはバスこそドコドコいってるものの音も小さく、ビートは逆にある種のノリノリ感すら与えるほど軽快であり更にはうっすらKey&ベースが主旋律メロディを奏でている辺りでもそのギターがリフならざるリフを掻き鳴らしまくっているだけだということが窺える。 そこから反転してコーラス?を入れたり雷などのSE、Keyを大胆&ダイナミックに取り入れた非常にスローでゆったりオンリーで妖しく美しく聴かせるデプレ曲あり。こちらは完全にKey&ベースが主役になり温かみすら感じる悲しい旋律で悶絶させてくれる。キィーキィーギターが控えめにソロで泣かせたり剃刀のようにメロディに食い込んでくる。これまたビックリするぐらいの完成度を誇っている。 よってブラックメタルにしては珍しく1枚のアルバムの中にタイプの違う疾走曲とデプレ曲とが混在している点も変わっていると言える。 まるで「ロックバンド」という通り名のもとバラードがNo1セールスを記録し、1枚のアルバムにろっく、ぽっぷ、ばらーどとごっちゃ混ぜになってる日本の歌手のようw 脱線したが個人的にはブチ切れハイテンションのままブッ通して欲しかった。つうかちょいと静かな部分が多すぎると思うがそれでもマイナスポイントにはなり得ない。 特に6曲目の涙目インストから続く7曲目「Tears of Fullmoon part 2」は神曲。今までなりを潜めてたドラムが前面に! ラストはBURZUMカバーで静かに〆る。 個人的に超×666オススメ!!! |