NOCTURNAL DEPRESSION / Nostalgia - Fragments of a Broken Past

Full-length, WNP
January 18th, 2006


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フランス産。1st。

2007にSun & Moon Recordsからリマスターされた再販盤。
オリジナルとは曲順だか曲だかが違うようだ。その辺全く分からない。
Lord Lokhraed氏とHerr Suizid氏によるデプレブラック。

光明ゼロのインストでスタート。この時点でかなり期待できるw

アルペジオ主旋律が全てであるともいえるほど際立っており、彼らの世界には欠かせない重要な要素であるといえる。その傍らでワケわからんノイジーバッキング、リマスターされて音がイイはずなのにあえてチープな音で進行するドラム。ミドルテンポ時には軽快な速さでドコドコいってたりするが妙に雰囲気にマッチしているので安心。全体的にスロー〜ミドルテンポで中にはフューネラルドゥーム3歩手前ぐらいのゆったりした曲もあり。これのベースラインがむちゃくちゃイイカンジで注目!

残念ながらボーカルはかなりドノーマルながなり。特徴なし。
語りが入ったりするもののやはり特徴なし。

ピアノのイントロやアウトロも雰囲気満載で聞き所であろう。
ラストはダークアンビエント調な曲で締める。

オススメ。




NOCTURNAL DEPRESSION / Four Seasons to a Depression

Demo, Self-released
July
2006

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フランス産。2006年デモ。

1stと同じくSun & Moon Recordsからのリマスター再販盤。

タイトル「Four Seasons」が示すとおり、全4曲がそのまま春夏秋冬。

さて、こう書くと四季それぞれをイメージしたデプレかと思うだろうが聴いたカンジ別にそうでもないように感じるw冬なんかいきなりノイジーギターにドコドコドラムで疾走してるし。

1stにおいて主体であったアルペジオorピアノ主旋律が影を潜め、トレモロリフが前面に出てきている。デモゆえであろうか、ドラムも大きめでバランスはあまりよくない。後は特に変わっている点もなくボーカルも変わらず平凡ながなり。

NOCTURNAL DEPRESSIONファンなら買っておこうぐらいの作品。




NOCTURNAL DEPRESSION / Soundtrack for a Suicide - Opus II

Full-length, Sun & Moon Records
February 21st, 2007


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フランス産。2nd。

タイトル「自殺のためのサウンドトラック」。このどうしようもないタイトルどおり、まさにそのために作られたサウンドと言える。真っ暗である。

もう夢現というか諸行無常の響きありというかとにかく相当儚い。嘆きを通り越してこの世にもはや未練なし、これからあちら側へ旅立ちましょうといったカンジ。もちろん独りで。全編スローな美メロ主体であり適度にコモリ気味の音質がその儚げな雰囲気を醸し出している。トレモロ&アルペジオがとにかく悲しみ一杯でやりきれない。ラスト5曲目の20分大作は展開等全ていうことなしである。

1stが好きな人はもちろん、全てのデプレファンにオススメできる良作。




NOCTURNAL DEPRESSION / Reflections of a Sad Soul

Full-length, Sun & Moon Records
November 24th, 2008


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フランス産。3rd。

…さて困ったぞ、、、、、、

イイ所がひとつも見つからないのですがorz

前作までのファンにとっては考えられないぐらいの駄作。

何をやりたいのだか全く分からない、伝わってこない。秀逸だったアルペジオorトレモロは見る影もなく、トレモロktkrと思ったら意味不明のノリッノリな軽快謎ドラムによってトレモロブチ壊し、曲の展開もベタ過ぎ地味過ぎでいちいちイラっとくる。だからこそ10分オーバーの曲々が「大作志向」といった表現でなく「ムダに長いだけ、ダレまくり」という評価に。

期待が大きかっただけにガッカリ。しょ〜もな。




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