KRIEG / Destruction Ritual

Full-length, Red Stream
2002


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アメリカ産。2nd。

BAEL、N.I.L.、等でおなじみImperial氏率いるバンド。

耳鳴りノイズSEと伴に爆走スタート。その迫力からかやたらと超ッ速に聴こえるドラムにシャリッシャリのRawギターが加わりそれだけで圧倒される程の邪悪ブラックの出来上がり。である上に更にアホ絶叫ボーカルがオレこそが真の主役だと言わんばかりの叫びを見せつけそしてこのアルバムは初心者厳禁のプリ/ファスト/Warブラックと化す。特にボーカルは少々常軌を逸する狂気っぷり&ボリュームのデカサで脳天杭打ち状態で必死となること必至である。そういや実家ではおかんに「頼むけんもう少し下げてくれん?」とついに言わしめた記念すべきアルバムだった。さて、終始突っ走り7曲目のインストなんぞ気休めにもならずまたもブッ飛ばし破壊の限りを尽くす。そんなアルバム。ラストのインストを聴くたび「ホントおつかれさん」と声をかけたくなる。
そして、なにやらベースレスとのことらしいが、もうぶっちゃけここまでシャリシャリ&ドカドカズバズバ暴走してたら関係ないというか、バスドラやらギター低音?やら何やらでそれなりに低音が効いていたり。

ファストが好きならばこれはもう絶対に。




KRIEG / The Black House

Full-length, Red Stream Inc.
2004


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アメリカ産。3rd。

そうそう、余談だがオレ長年このThe Black Houseが2ndでDestruction Ritualが1stだとばっかり思い込んでおりました。いやはや。

1stのシャリシャリがジャリジャリになり、全体の音質がカッコよくコモリ気味になり、多少のミドルパートが加わった。

…という説明のみで9割OKの3rd。その破壊力たるや当然というか相変わらずであり、そこに更なる突進力が加わった。ベースレスではなくなったこともその大きな要因でありコモリ気味の音質&パサついたドラムと非常にマッチしていてよい。Imperial先生の獣のようなボーカルもいわずもがな。とか言いながら実はボーカルレスの6曲目がかなりカッコよくて好きですけど。まあどっちもスキ物には悶絶間違いなし。曲によってはノリッノリorスローな曲もあるのだが何故かマイナスにならないというかファストの印象が強くて特徴になりえないスゴサ。

ただ、11曲目のべるべっとあんだーなんちゃらっていう60年代後半のアメリカのろっくばんどのカバーだけは困り者。なぜゆえそれをカバーしたのか?wwww

人によっては2ndより全然聴きやすいのであえてこちらからってのもオススメできます。ジャケ萌え。





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