KATHARSIS / Kommando Metal

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ドイツ産。ブート。

Rawプリミティブブラック音源集。The Red Eye of Wrath、Into Endless Chaos、DEATHCULTとのスプリットTrident Trinityを収録したファンにはたまらない音源。

全てデモ音源のため音質は期待しないように。
しかしそういう音質を心地よく感じるのがプリブラファンと言うものであろう。
この頃は完全にRawかつカルトかつファスト。特に97年デモのInto Endless Chaosは狂気溢れんばかりの邪悪パワーをぶちまけている。狂人かのようにボーカルはがなりたてられ超高速ブリザードリフにブラスト。かつミドルありメロありとそれはもうカッコよし。ホラー映画のヒロインか!っつうぐらいの悲鳴にも驚かされる。

「いかにもデモ」という耳が痛くなるようなノイジーかつコモリまくりの20曲。
生粋のKATHARSISファン以外スルー可音源。




KATHARSIS / 666

Full-length, Sombre Records
2000

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ドイツ産。1st。

2000年Sombre Records200リミテッドLPを2004年にNorma Evangelium DiaboliがCDでジャケ違い再発。

ジャリジャリのノイズ交じりのギターリフ、特筆すべきことのないラインのハズなのになぜか邪悪度満点かつこのRawさを底上げしているベース、スタスタ......〜と無機質に叩かれるドラム、ボーカルは少し落ち着いた感があるがそれでも負のパワーに満ち溢れんばかり。これら個々が一つの輪となり、やがて渦巻き、そしてうねりとなってこの誰も寄せ付けないような冷涼で荒廃な世界を創りあげていくのだろう。
頻繁と言えないまでもよく登場するメロディアスなリフ、展開、ギターソロなどにも決して違和感はない。

Rawでプリであるが各々のバランスは良くも悪くも統一されていて非常に高い完成度を誇っている。




KATHARSIS / Kruzifixxion

Full-length, Norma Evangelium Diaboli
November 2003


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ドイツ産。2nd。

Drakh氏、Scorn氏にM.K.:氏によるドイツが誇る3人組ブラックメタル。

イキナリ鼓膜破壊の大絶叫で始まるこの2nd、相変わらずのRawさ、邪悪さetc...で全てのプリファン必聴である。
ジリジリとノイジーにやたらめったら狂い弾かれるブリザードリフにボコボコ2バスに乾ききったブラスト、リバーブがかったような高音絶叫ボーカル。メロさが少なくなったことにより音質ともにさらに邪悪になり凶悪さが滲み出ているとしかいえないこのアルバムあたりから大作志向が頭を持ち上げ、かつ3rdでも見られるキョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッという絶叫ボーカルがチラホラ見え隠れし始めている。その狂喜のファストを中心としつつミドルな展開or曲も交えながらもカオスな暗黒世界へと突進しつつ破壊行為を繰り返すカルトプリミティブ。

ただ曲と曲の間が30秒程度の音の小さいSEでつながれているところがウザイところ。ハッキリ言ってあれは要らん。
しかしオススメ!




KATHARSIS / VVorldVVithoutEnd

Full-length, Norma Evangelium Diaboli
August 31st, 2006


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ドイツ産。3rd。

前作から更に進化した神盤3rd。

しかし2曲目のようなミドルパートの曲があったりするからなのか音が厚くなったことに起因してなのかは定かではないが、2ndまでとはスタイルが違うという意見もちらほらあってそしてそれは確かにそのとおりなのであるがそれでいてやはりRawでありカルトでありカオスであり素晴らしいことに間違いはない。とはいえやはりプリさが衰退しているというのも事実であるが(これはもう全てのバンドが現代においては創り出すことが不可能に近いものである故に)これも全く問題にならない。
一部の不可解なノイジーリフや混沌とした世界観、意味不明な轟音の坩堝と化した大作志向の曲という点ではどこかS.V.E.S.T.を彷彿させるように思うのだどうであろうか?非常によく作り込まれていて1曲1曲が長ったらしいのにそれを感じさせず前のめりに聴き入ることができるカンジで、ラスト9分近くスローミドルで溜めて溜めておいてのファスト急展開に悶絶すること数え切れず。

オススメ!!!





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