GRIS / It Etait Une Foret

Full-length, Sepulchral Productions
December 20th, 2007


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カナダ産。2nd。

NIFLHEIMが改名。よってGRIS名義では1stであるが実質的には彼らの2ndということになる。

一言でいうならばNIFLHEIMを明るくしたカンジ。デプレを「明るい」と表現するには抵抗を感じるがとにかく明るい。イヤ、暗いんですけどねww前作から比べたらってことで、NIFLHEIMを知ってる人ならばこれで5割GRISがどんな音なのか伝わる。

全ての曲が様々に美しく展開し、特に5曲目の展開はさすがとしかいいようがない嘆きと悲愴に満ちたかなりの良作。NIFLHEIMが好きならまず問題なく聴けるであろう。

以下否定的なこと書きますが誤解のないように。

ボーカルが前面に、というか全てが前面に出ていてあれだけ素晴らしかったKeyが引っ込んでいる。…ように感じてしまうぐらい全てが前面に出てきている。そのあたりが「明るい」と感じてしまうのであろうか、インストなんかやドラマチックな展開も素晴らしいのであるが3曲目の4分30秒あたりからや4曲目の中盤や終盤の泣きギターにトレモロ&アコギ、ピアノなんかは、特にギターの音がクリーンすぎてデプレにしてはやり過ぎてるというか。個人的にはドラマチックに盛り上がる!というより…若干ではあるがシンフォ臭を感じてしまう。うまくいえないが盛り上がっての展開メロディが美しいのではあるが、鬱系としてのソレではないように思う。このあたりも「明るい」と感じてしまう要因であろう。

NIFLHEIMのイメージが強すぎたことが原因と思われるがオレ的にどうも今ひとつ乗り切らないというか。スゲ聴いてるしイイんだけど…なんだかな〜???ww
ジャケもガッカリするぐらいダサい。…と個人的には思うのだが…?ww




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