FUNERIS NOCTURNUM / Pure Satanic Blasphemy

Full-length, Woodcut
November 21st, 2000


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フィンランド産。1st。500枚限定の国内盤。

Torment氏、Grimort氏、Horgath氏、Draco氏、Ruho氏にNergal氏の6人組サタニックブラック。

いきなり余談だが、この国内盤、やたらレア扱いされている。…が帯やライナーノーツが付いてるぐらいでありその意味は皆無であるためオクでアホみたいな高値出すぐらいならロシア盤とか買いましょう。あんまり面白い解説でもないことだし。まあ本国へ問い合わせたってのは笑ったがw

歪んだギターがメロディアスなリフを奏でるメロブラ。Keyは全体を通してうっすら背後で冷たい雰囲気作りに使われ、さらには展開時の導入部で大胆にドラマチックに使われたりしている。これだけならばごくフツーのありふれたメロブラバンドであるが彼らの名&テンションを一気に上げているのがドラムである。メロブラ/ファストブラに一変させるドラム、主に2バスであるが、そのドラム音も手伝って打ち込みと勘違いするのも致し方ない程の連打はFUNERIS NOCTURNUMの名を一気に広めたのは間違いないでだろう。手数もなかなかでせわしない動きっぷり。ベースもバチンバチン鳴り響いてかなりの破壊力をみせる。

しかしオレは一番にトーメント氏のサタニックボーカルが特徴であると言うだろう。2バスに否が応にも注目が集まる中で忘れがちであるが、実はかなりハッチャケた凄まじいボーカルであるため個人的にはこのボーカルに「もっと評価されるべき」タグをつけたいところ。

全体的にはメロメロ&ミドルorファストと多彩である、又はリフにスピード感がなく実は速いのは2バスだけであるため「ファストブラック」とはならず「メロファストブラック」の名盤。必聴盤。




FUNERIS NOCTURNUM / From The Aspect Of Darkly Illuminated

Full-length, Woodcut
June 27th, 2001


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フィンランド産。2nd。日本盤のみボートラ1曲追加。

ジャケから早くもイヤな予感。
1曲目のイントロで早くも不安な疑惑は確信へと変わる。
1stでみせたサタニックブラックの影も形もなし。ボーカルは低音がなり、リフは刻みありデステイスト中途半端メロディアステクニカル、ドラムもファスト1ミドル9、Keyに至っては入れている意味、意図が分からない。

聴き直してみてもクソ盤はやはりクソ盤。カラス避け。




FUNERIS NOCTURNUM / Code 666: Religion Syndrome Deceased

Full-length, Woodcut
2002


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フィンランド産。3rd。

一縷の望みをかけて購入。したんだと思うww

この3rdの方がサイバー感&メンバー銀塗りでこのバンドがやりたいことがハッキリしている分、まだ納得できる。サイバー的なアプローチにKeyも効果的に効いている。しかしまあ、それだけだ。10〜16&18〜22トラックが無音、17曲目がまさかの完全テクノ曲とまさに蛇足中の蛇足。
2nd、3rdの方が好きな人は査定離婚で言うなら今でノリッノリなのに母で沈黙していた大阪同情のN.W.K.と同類なのは間違いない。カラス避け。




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