DARKTHRONE / A Blaze in the Northern Sky

Full-length, Peaceville Records
February 1992


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ノルウェー産。2nd。

DODHEIMSGARD、ISENGARD等のFenriz先生と査定離婚3rdなどでおなじみNocturno Culto氏、Zephyrous氏、Dag Nilsen氏によるノルウェーが誇る大御所ブラック。

言わずと知れた3部作の1作目。
1曲目のどっかのシンフォバンド的インストを聴いただけで並々ならぬ気配というものを感じると思う。ジャリジャリシャーシャーギターで薄っぺらなハズなのにどこかズッシリとくる邪悪極まりないギターにミドル主体なのにそのアングラさゆえにか魔力というかとにかくミドルなのに何故か焦燥感すら感じる禍々しいドラムにベース、残響しながら狂凶乱するボーカルとブラック界屈指の大御所の最高傑作だけあってカッコよすぎ。「初期MAYHEMが赤い彗星ならばこのダスロは?」 「青い巨星。…イヤ、3部作だから黒い3連(ry」 「ならアレだ、この2ndはガイアだわガイア」ミドルからファストのように軽快に走る展開にもメリハリがあってとてもカッコよく、ド疾走ともノリッノリ軽快さともまた一味違ったスゴさを体感することが出来る。

1stデスメタルから一転このクオリティの高さ…エスパーかもしれ(ry
ブラックの歴史に今もなお輝く名作に敬礼(マチルダさ〜〜ん的に)




DARKTHRONE / Under a Funeral Moon

Full-length, Peaceville Records
June 1993


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ノルウェー産。3rd。

オルテガ2作目←適当
2ndと違って疾走曲が基本のアルバムとなっている。

…このアルバム、バンドに限ったことではないがプリの大御所や名盤はどれも共通して「リフが邪悪」である。何をいまさら当然のことを抜かしてやがるこのトンチキがっ!って話だがこの3部作を改めて聴いてイヤというほど再認識させられた。一見な〜〜〜んの工夫もなく同じリフを繰り返しているだけだったり無造作に掻き鳴らしているだけだったりするような劣悪な音のギターそれだけなのに、やはり違う。

さて、脱線したが…疾走曲中心といえどもそれを軸としてミドル、スローも取り入れている。そしてそこではベースがいぶし銀の活躍であるため聴き所。そしてその疾走が見事だからこそミドルがより一層映える、そしてそれゆえにまた疾走が、、、というシナジー効果のお手本のような展開。

3部作では最もスポットが当たっていないフシがあるがそれでも3部作のうちの1作、納得の1枚。名盤。




DARKTHRONE / Transilvanian Hunger

Full-length, Peaceville Records
February 17th, 1994


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ノルウェー産。4th。

マッ…

3部作の中で最もメロディアスなアルバム。

が、これもまた特に1曲目タイトルトラックがクソ名曲で有名であるところからも窺えよう。4thといや誰しも1曲目を思い浮かべるであろう。そこをオレはあえて3曲目を思い浮かべてみるワケだが、それにまあ意味はない。 曲調としては3rdをギターだけメロディアスにしたカンジといえる。メロディアスに聞かせながらもワリと軽快に走る。アルバム後半にかけて体感的にも速く、焦燥感も感じるようになっていく。まるでアルバムの後半に向けて=何かの終焉に向かっていくかのよう。

まあなにせこれも名盤。



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