BELENOS / Errances Oniriques

Full-length, Sacral Productions
March 2001


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フランス産。1st。

日本のレビューサイトではヴァイキングといわれているようだが、個人的にはむしろ、というか全然ペイガン。しかしそれも「あえて言うなら」であり、音的にはメロファストブラという括りであろう。確かに曲によってはその雰囲気は漂うもののこれくらいでそういっていたら全てのこういったバンドが該当しそうであるのであくまで曲の思想的にはペイガンというところか。
基本疾走でパコパコ…と小気味よいスネアにジリジリギター。アコギで美しく展開したりととにかく全体としてかなりメロディアス。あと、特徴としてコーラスが非常に多い。このコーラス部分や7曲目のイントロ部分あたりの印象ではペイガンと言われりゃ確かにペイガンだとも思う。

メロ5or6ファスト3or2それ以外2。




BELENOS / Chemins de Souffrance

Full-length, Northern Silence Productions
December 7th, 2007


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フランス産。4th。

前半部は98年デモの再レコーディング、後ろ4曲が新曲。何やら限定バージョンも存在するらしい。現在はLo・ Cellier氏の独りペイガンブラックとなっているようだ。これまたミドル部分やラストはアトモスフェリック/ペイガンと言えるかもしれないがもはや完全にファストブラック。

過去作を1st以外聴いてないので何とも言えないが、音質&音圧が上がりメロが衰退しよりブルータルになった。相変わらず1stの頃からのコーラスはあるものの、その上にもう怒涛の一手。ドラムはドカドカ、ギタージージーさ全開。ミドルの緩急ある展開を交えながらも突進する。1stのパコパコスネアがないのが少々残念だがフランス産エッセンスもなければペイガン色も薄い。前半部分もさすがに98年デモだけあって1stにより近い構成だが再録のため新曲と同じ音に変わって違和感なし。

オススメ。




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