ASHDAUTAS VRASUBATLAT / 1st demo

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大阪産。1stデモ。60枚手書きナンバー入り、6枚ナンバーなしの計66枚限定。

当サイトもお世話になっているSpirit of Sorrow管理人Nocteさんに「Tさん好きそう」と紹介していただき試聴したところドンピタでツボったスーサイダルブラック。 即購入しようと調べてみるが、どうやら1枚もリリースされていなかった。 ので直接本人にコンタクトをとって発売間近、完成したばかりのこの1stデモを購入。

さて、肝心の曲のほうであるが、変態アホボーカルを好むオレにドンピタという時点でお分かりであろう、ボーカルが基地外です。というかキチガイです。超絶爬虫類、金属をチェーンソーでブッた切ってるような耳をつんざく不快なあの高音。一番分かりやすい表現をすると

「VORAKによるSILENCERのカバー」

のようなボーカル。これ以上にうまい表現があったら教えてくれ!ってぐらいVORAKSILENCER。これで国産ってんだから日本も相当病んでいる。 静かにやがて荘厳なイントロでスタート。雰囲気一杯で徐々に盛り上がりながら。そしてイキナリの大絶叫。「やはりそう来たか!」ってカンジだがインパクトは絶大。途中カラスが猟銃で撃ちおとされてます。多分ww妖しいピアノが入る展開はとてもスバラシイ。しかし個人的にはせっかくイントロとこの展開がイイのだからギターとかももう少しクリーン&クリアーで良かったと思う。続く2曲目ぐらいに。 次はこれまたアホ丸出し狂人間違いなしのイカレボーカル満載曲。演奏に関してはちょいメロちょいプリで普通。

SILENCER、SORTSINDに影響を受けていることは間違いない、そしてそれらを上回る超絶ボーカル。MALVERYやAKITSA、TRISTにVOLAK大先生などをも上回るのではなかろうかというボーカル。
ただし、いかんせん部分部分の展開がこれらに似すぎている。ブラックにおいて珍しくないかもしれないが、あまりにも似すぎている。相方のひよっこブラックメタラーでさえ初聴で「SILENCERや」と気づく程だ。せっかくスバラシイ鬼ボーカルなので次作では演奏面でもっとオリジナリティを望みたい。

絶叫発狂ボーカルでは余裕のベスト10入り。




ASHDAUTAS VRASUBATLAT / LAST DAYS...

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大阪産。2ndデモ。初版66枚のみ手書きナンバー入り。

1stデモが賛否両論であったASHDAUTAS VRASUBATLATであるが早くも2ndデモのリリースとなった。
ドゥーム調スローテンポがその主体となっているため、一聴して前作とは明らかに一線を画していることが分かる

不穏な息詰まる、真空酸欠状態を思わすような闇の中、ゆっくり静かにそして高らかにそれは産声を上げる。
続いての22分にも及ぶ大作である2曲目、前述したようにドゥーミーなイントロに爬虫類金切り変態ボーカルではなく、DEATHSPELL OMEGA3rdの1曲目のような雰囲気たっぷりのボーカルでいきなり驚かされる。(X) Introductory Chapter(W) Abnormality (V) Ruin (U) Countdownというサブタイトルが示すようにコンセプトアルバムさながらにジワリジワリと徐々に展開していく曲に合わせてボーカルタイプも変化、展開していく。クリーン調ボーカル→暗く湿った洞窟から反響してくるようなコモッた咆哮と語り調のツインボーカル。ドコドコと心地よいミドルなバスドラ、美メロというより微メロなのに妙に迫ってくるリフといいスバラシイ。そして19分を迎えたあたりでASHDAUTAS VRASUBATLATの代名詞、爬虫類高音絶叫変態金切りボーカルが炸裂する!!!ついにキタァァァァァ!!!というこのジラシ展開がファンにはたまらないであろう。そして○japanのUnfinishedばりに終わりを告げる。

骨格といえる1本のしっかりしたリフが入ったことによって全てに安定感みたいなものが出たように思う。1stデモでは主旋たるリフががちゃがちゃやってた感が否めなかった。しかし、この変化はスーサイダル/プリからデプレッシブサウンドに変えたゆえの当然の結果とも言えよう。ともあれ今作はただのSORTSINDフォロワーに終わらず前作をはるかに凌ぐ完成度。

今後、どちらを主たるスタイルとしていくのか?
非常に楽しみである。




ASHDAUTAS VRASUBATLAT / 3rdDemo

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大阪産。3rdデモ。66枚手書きナンバー入り。



再生して3秒、すぐに






「DEATHSPELL OMEGAの3rdの1曲目のインストのパクリそのまんま」





と気付く。それはもう、笑ってしまうぐらいに。擬態率100%。
思わずカバーかと思ってしまうぐらいに。

1stデモにおいてSILENCERといい、今回のDEATHSPELL OMEGAといい、完全にヤバイ。某掲示板で確実に叩かれること間違いなし。流石にもうこんだけパクッてたらどうにもこうにも如何ともし難い。DEATHSPELL OMEGA3rd1曲目インストを主体にし、得意の発狂爬虫類ボーカルに、途中展開としてやたらめったらブッ飛ばしてたりするがもうそんなんではどうにもならず。

ある意味、原点回帰。




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